【イベントレポート】子どもたちの夢を育んだ「eスポーツゲームクリエイターアカデミー2025春」開催
- 株式会社Meta Osaka
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更新日:2 日前
Meta Osakaは、泉佐野市主催のもと、南海電気鉄道株式会社(以下、南海電鉄)、eスタジアム株式会社(以下、eスタジアム)、株式会社Meta Heroes(以下、Meta Heroes)と共同で「eスポーツゲームクリエイターアカデミー2025春」を2025年3月29日(土)・30日(日)の2日間、泉佐野オチアリーナで開催しました。
このイベントでは、小・中学生の子どもたちが人気のプロeスポーツ選手やゲームクリエイターと交流しながら、楽しく学べる職業体験を提供しました。

応募者数1,000名超え!熱気あふれる会場に
前年大好評を博した本イベントでは今回も事前応募は1,000名を超え、抽選の結果、2日間で約700名の参加者が来場し、会場は子どもたちの熱気と笑顔で溢れていました。 一人ひとりがじっくりと体験できる充実した内容となり、参加者からは高い満足度が得られました。最近の調査では、小学生の「なりたい職業」ランキングで「ゲームクリエイター」が2位、「YouTuber/動画投稿者」が3位にランクインするなど、デジタル関連の職業に強い関心が集まっています。 このイベントは、まだ学べる環境が少ないこれらの分野に触れることができる貴重な機会となりました。
人気インフルエンサーとの交流に子どもたちは大興奮!
Meta Osakaが企画・運営した「インフルエンサーファンミーティング」。子どもたちに大人気のストリーマーやインフルエンサーたちが登場すると、会場からは大きな歓声に包まれ、立ち見が出るほどの大盛況となりました。
ファンミーティングには、YouTubeで95.5万人(2025年3月末時点)のチャンネル登録者を誇る「ぜるふぃー/ZELLFFY」さん、18.7万人の登録者(2025年3月末時点)を持つ「らいふがーど」さん、そしてフォートナイト公式解説者の「ポルス」さんが登壇。
トークセッションで司会者からこの2日間のイベントについて感想を聞かれると、らいふがーどさんは「ドローン体験やゲームクリエイター体験をさせてもらってめちゃくちゃ勉強させてもらいました」と笑顔で答えました。
ぜるふぃーさんはゲームクリエイター体験について「Blender(3Dモデリングソフト)は大人でも難しいソフトですが、解説がとても分かりやすくて挑戦しやすかったです」と感想を述べ、子どもたちにとっても取り組みやすい内容になっていたことを評価しました。
一方、ポルスさんは「ドローンは3人で挑戦しましたが、誰もクリアできませんでした」と苦笑いで話し、会場の笑いを誘いました。
さらに、3人のインフルエンサーがそれぞれおすすめのゲームマップを紹介。らいふがーどさんは探偵になって事件を解決する「maniac2」を「マジで怖い」と紹介すると、ホラー系のマップが苦手なぜるふぃーさんは「トラウマになりそう」と答え、子どもたちから笑いが起きました。
ぜるふぃーさんは自身が制作したオリジナルの「ぜるふぃー乱戦場」が練習としておすすめだと語り、「17時から18時くらいはマップの中にいることが多いので、その時間に遊びに来ると会えるかもしれませんよ」と付け加えました。
ポルスさんはバトルロイヤルの実践的な練習ができる「1v1」を紹介し、「プロのeスポーツ選手も練習として使っているので、今後大会で勝ちたい人にはぜひおすすめです」とアドバイスしました。
さらに、Meta Osakaが3月21日に公開したばかりのオリジナルマップ「DOTONBORI BATTLE(道頓堀バトル)」も紹介されました。
大阪の名所・道頓堀を舞台にしたこのマップについて、ストリーマーたちは「道頓堀川にはリアルでは飛び込めないけど、ゲームの中なら飛び込めるね」と興味深そうにコメント。
地元の子どもたちにとっても身近な場所が登場することで、より親しみやすい内容となりました。
イベントの最後には大盛り上がりのじゃんけん大会が開催され、勝ち残った上位の子どもたちには、インフルエンサーたちから直接記念品が手渡され、3人から直接サインももらえるという嬉しいサプライズに目を輝かせました。
「泉佐野市長杯」で子どもたちが熱戦!
今回のイベントのハイライトとなったのが「泉佐野市長杯」。
泉佐野市内の小中学校から予選を勝ち抜いた4チームが決勝に進出し、3人1組のチームで熱い戦いを繰り広げました。実況・解説は、フォートナイト公式解説者として知られるポルスさんが務め、会場の雰囲気をさらに盛り上げました。
大会は3種目の合計ポイントで勝敗を決める方式で進行。一つ目の種目は、今後国際大会の種目にもなる予定のeシューティング「クレー射撃」に挑戦しました。最高得点は25点ですが、プロでも15点取れればOKという高難度の競技に、子どもたちは真剣な表情で取り組みました。
2つ目は同じくeシューティングの「射的」。
制限時間内に的の中心を狙い、より中心に近いほど高得点が入るルールで、子どもたちの集中力が試される場面も。会場からは「あと少し!」「惜しい!」と声援が飛び交いました。
3つ目はMeta Osakaが企画・制作のマップ「大阪城トライアスロン」での対決です。バーチャル空間に再現された大阪城の周りをスイミング、バイク、ランニングと三つの競技で駆け抜け、タイムを競い合う白熱のレースとなりました。
競技の合間には、ポルスさんからプロeスポーツ選手の生活習慣についての話も。 「ゲームというと夜中に睡眠時間を削って没頭するイメージですが、実は集中力が大事なので、プロ選手は意外と8時間くらいしっかり睡眠をとっています」という言葉に、保護者たちも真剣に耳を傾けていました。
激戦の末、優勝の栄冠に輝いたのは日根野中学校のチーム。 千代松大耕泉佐野市長から直接表彰状が贈られると、会場は大きな拍手に包まれました。 優勝チームの子どもたちからは「緊張したけど楽しかった」「ちょっとミスしたけどここまで来れてよかった」と喜びの声が聞かれ、他のチームの子どもたちも「すごく緊張したけど良い経験になった」「次は絶対優勝したい」と次回への意欲を見せていました。
イベントの人気ブースをレポート!
1. eスポーツを知ろう!eスポーツ体験
eスポーツブースでは、学びと遊びが融合した新しい体験を提供しました。 注目を集めたのは、全世界6.5億人以上のユーザーを持つゲームプラットフォーム「Fortnite(フォートナイト)」で体験できる、映画『少年と犬』の公開を記念した防災メタバースマップです。
このマップでは、映画の舞台となった宮城県仙台市が精密に再現されたバーチャル空間の中で、子どもたちが防災に関する2択クイズ20問に挑戦。映画に登場する犬・多聞と一緒に、震災の教訓を学びながらゲームを進めていきます。 本マップは香川大学地域強靱化研究センターの金田義行特任教授の監修を受けており、専門家目線の正しい防災知識を身につけることができる仕組みとなっています。
参加した保護者からは「遊ぶだけではなく、防災などとコラボすることにより、ただ単にゲームをするということではなく、知識を得られることにもつながると感じました」という感想もいただきました。
2. ゲームクリエイターになろう!
子どもたちに人気の職業「ゲームクリエイター」を体験できるブースでは、プロの現場で実際に使われている3DCGモデリングソフト「Blender」を使った本格的な制作体験が行われました。
子どもたちは真剣な眼差しで画面に向かい、まずは立方体や球体といった基本的な形から始め、それらを組み合わせて可愛らしいアヒルの3Dアバターを完成させていきました。
普段はゲームをプレイする側の子どもたちが、今回は作る側の立場を体験。
画面上で形を整え、色をつけ、自分だけのオリジナルキャラクターが少しずつ形になっていく様子に、「すごい!」「できた!」という歓声があちこちから聞こえてきました。
ある保護者は「普段はずっとパソコンでフォートナイトをしたいと言っていて、ゲームばかりもどうかと思っていたが、今回作る側の立場も体験できて、子どもの興味がさらに広がったと思う」と話しました。
さらに「遊びのイメージが強かったが、実際に体験してみると想像力を膨らます必要があり、集中力も上がるように思う。子どもがこんなに真剣に取り組む姿を見られて良かった」という声もありました。
3. プロeスポーツチームENTER FORCE.36との交流
大阪を拠点に活動するプロeスポーツチーム「ENTER FORCE.36」との交流では、プロ選手たちによる迫力満点のデモンストレーションプレイに、子どもたちは目を真剣に見入っていました。
また、「ENTER FORCE.36」ブースで特に人気を集めたのは、誰もが楽しめる「スイカゲーム」でプロ選手と対戦できるコーナー。通常はカジュアルに楽しむだけのこのゲームも、時間制限を設けることで立派なeスポーツとなり、子どもたちは高得点を目指して真剣勝負に挑戦しました。 プロ選手たちも子どもたちの挑戦を温かく見守りながら、時には効果的な戦略のアドバイスをする場面も。
また、ゲーミングPCやゲーム周辺機器などが当たる大抽選会も大盛り上がり。当選の瞬間には大きな歓声が上がりました。
このブースを通じて、子どもたちはeスポーツが単なるゲームではなく、集中力や瞬発力、戦略的思考力が問われる競技であることを体感。プロの世界を垣間見ることで、夢を持つ大切さも学んでいました。
4. ドローンパイロット体験
「ドローンパイロット体験」ブースでは、最先端技術のドローンを実際に操縦する貴重な体験を提供。専用のコースが設置され、様々な難易度の障害物をくぐり抜けながら、ドローン操縦の基本を学びました。
現在、警察や消防、災害レスキューなどの現場でもドローンパイロットの需要が高まっています。5年前には存在しなかった仕事が、テクノロジーの進化とともに新たに生まれ、今後必要不可欠な職業です。
日頃からゲームをプレイする子どもたちは、空間認知能力が優れているためドローン操縦も上手である傾向が見られました。ゲームで培った操作感覚がドローン操縦に活かされているのです。 デジタルネイティブの子どもたちにとって、これは大きなアドバンテージになります。
保護者からも「ゲームといえど、コントローラーの使い方やドローン操縦など、デジタル社会が発展していく未来には欠かせない体験だったと感じた。機械やデジタル技術に苦手意識を持たず、楽しみながら慣れていってほしい」という前向きな感想が寄せられました。

開催概要
イベント名:eスポーツゲームクリエイターアカデミー2025春
日時: 2025年3月29日(土)・30日(日) 10:00~18:00
開催場所:泉佐野オチアリーナ (大阪府泉佐野市りんくう往来3りんくうシークル2階)
参加対象:小学生〜中学生(18 歳以上の同伴必須)
参加費:無料(事前申込制)
主催 : 泉佐野市企画・運営 : 南海電気鉄道株式会社、e スタジアム株式会社、株式会社Meta Heroes、株式会社Meta Osaka
協力 : 株式会社DRONEHEROES、AIAgency株式会社、株式会社 Meta Earth Heroes、ENTER FORCE.36
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